
地上戦セールス:客先の沈黙を開発へ持ち帰る
客先の沈黙を開発へ持ち帰る。 セールスの仕事は、うまく話すことだと思われがちだ。 けれど、EEGで必要としている地上戦のセールスは、話す人である前に、現場の反応を正しく持ち帰る人だ。 ネットで資料を見せる。LPを作る。広告を出す。問い合わせ…

EEG Editorial
Content Team
作る人が7割である意味。EEGの組織構想を話すとき、ぼくはいつもこの比率から始める。 7割が、サービスをゼロからリリースまで作れるエンジニア。残り3割が、セールス、マーケター、UI/UXデザイナー、資金調達、経営のプロ。普通の会社から見ると、少し偏っているように見えると思う。もっと営業を増やしたほうがいい。もっと企画を増やしたほうがいい。もっと管理する人を置いたほうがいい。そう言われることもある。…
作る人が7割である意味。EEGの組織構想を話すとき、ぼくはいつもこの比率から始める。
7割が、サービスをゼロからリリースまで作れるエンジニア。残り3割が、セールス、マーケター、UI/UXデザイナー、資金調達、経営のプロ。普通の会社から見ると、少し偏っているように見えると思う。もっと営業を増やしたほうがいい。もっと企画を増やしたほうがいい。もっと管理する人を置いたほうがいい。そう言われることもある。
でも、EEGはサービスを作りまくる会社でありたい。
だから、作る人が7割である必要がある。
組織というものは、人数が多い側の空気に引っ張られる。会議で何が大事にされるか。毎週どんな行動が当たり前になるか。誰の言葉が標準になるか。そこには、きれいごとではなく数の力がある。作る人が少数派になると、いつの間にか作ることより、説明すること、承認を取ること、調整することが中心になる。
もちろん、それらも大事だ。
でも、AI時代の開発会社が本当に価値を出すなら、まず作らなければいけない。考えているだけでは足りない。企画書がきれいでも足りない。売れそうな話だけでも足りない。ユーザーが触れる形にして、動かして、壊して、直して、もう一度出す。その回転数が会社の中心になっていなければ、EEGを作る意味がない。
7割がエンジニアであるというのは、エンジニアだけが偉いという話ではない。
むしろ逆だ。7割が作るからこそ、3割のプロの価値がはっきりする。セールスは、作ったものを顧客の現場へ持っていく。マーケターは、作った本人の熱を、世の中に届く言葉へ変える。UI/UXデザイナーは、ただ動くものを、迷わず使われ、信頼される体験へ磨く。資金調達と経営のプロは、売上、粗利、継続率、CAC、LTV、資金繰りを見て、作ったものが事業として残る形へ導く。
3割は、作る人の下請けではない。
作る人の主役性を奪わずに、サービスを世に出すための増幅装置だ。ここを間違えると、エンジニアはまた受託の部品に戻ってしまう。誰かが決めた仕様を、誰かが売りやすい形にするために、ただ実装する人になる。それでは、エンジニアの矜持を取り戻すギルドにはならない。
EEG = Engineers’ Ego Guild。日本語の芯は、エンジニアの矜持を取り戻すギルドだ。
だから利益配分も、11(エンジニア/作る人):6(プロフェッショナル):3(EEG)としている。作った本人が主役であることを、気持ちだけではなく報酬面でも守りたいからだ。同時に、セールス、マーケター、UI/UXデザイナー、資金調達、経営のプロにも、成果へ向き合うだけの具体的な報酬イメージを持ってほしい。
この比率は、役割の上下ではない。
作る人が11を取るのは、最初の発火点であり、最後まで名前と責任を持つからだ。プロフェッショナルが6を取るのは、売る、広げる、磨く、資金を集める、経営するという仕事が、サービスの成功確率を大きく変えるからだ。EEGが3を取るのは、その場を継続させ、仕組みを整え、次の挑戦が生まれる土台を作るためだ。
ぼくは、エンジニアを甘やかしたいわけではない。
作る人が7割の会社では、作る人は逃げられない。自分で作ったものが使われなければ、その現実を見ることになる。売れなければ、なぜ売れないかを聞くことになる。UIが悪ければ、直すことになる。数字が悪ければ、改善するか、止めるかを考えることになる。
でも、その厳しさの中に、AI時代のエンジニアの希望があると思っている。
AIでコードを書く速度は上がった。だからこそ、作れる人は、もっと事業の中心に戻れる。仕様を待つ人ではなく、サービスを起こす人になれる。部分実装者ではなく、ゼロからリリースまで持っていく人になれる。
EEGで作りたいのは、そういう人が多数派でいられる会社だ。
7割が作りまくる。3割が売れる形、広がる形、使われる形、資金が集まる形へ磨く。そして、主役はあくまで作った本人であり続ける。
この原則があるから、作る人は安心して作れる。プロ職も、誰を支えるのかを見失わずに動ける。会社としての判断も、作った本人の主体を守りながら、サービスが世に出る方向へ揃えられる。
作る人が7割である意味は、単なる人数の話ではない。
会社のデフォルトを、作ることに置くという意思表示だ。AI時代に、もう一度エンジニアが主役へ戻るための設計だ。そして、作った本人のサービスを、本当に世の中へ届けるための土台だ。